⑤目覚め?
中1のゆーちゃん、うちに来たのは年長さんだったか?確か私が3人目の先生です。
お母さまが当時のゆーちゃんの様子から「上手になってほしいからいろいろ先生を探して、この先生だ、私が求めている先生だ!と思ったんです」とのお話はすごく印象的でした。
さて、
最初は基礎からすべて教え直し、その辺りは戸惑いもあったかもしれませんね。でも、最初のコンクールで1位の優秀賞。いい結果が出てよかった、よかった。
でもゆーちゃん、もひとつ何かが甘い。どこかで脱皮する必要がある?
そうするうちに、お母さまがグランドピアノを買ってあげたいと。このお母さま、お若いのに決断力がおありで、あっという間にご購入。
そしたら。
そう。ゆーちゃんのピアノがどんどん変わっていきました。
タッチやテンポの甘さがなくなり、レベルの高い曲もどんどんこなすようになったんですね。もちろん、意欲も比例するように育ち、
「この曲、むずかしいけど弾いてみたいです」と笑顔で言ってくれるようになり…
積極的な弾き方が不足しがちだった傾向もいつの間にか消え、それはそれは頼もしいピアノを演奏するようになりました。りっぱ!
何より私がいいなと思うのは、毎回のレッスン、なんとなく嬉しそうな楽しそうな様子で来るんですよね。そして笑顔でピアノに向かう。ふふふ、かわいいでしょう?
すごく充実した密度の濃いレッスンになり、時間が早く過ぎてしまうと感じるほど。
ピアノが好きという気持ちは、何よりいい演奏を生み出す源です。
これはなんとなくみなさんにも通じるようで、コンクールだけでなく発表会でも学校の伴奏でも、高い評価がついてくるんですね。
ピアノが好きと思いながら上達していくように。。。これが私の指導方針です♬
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