どんな本で?
うちの生徒さんは3歳からおとなの方までいらっしゃいます。
基礎的な指導はどの生徒さんも同じですが、どこかの段階でそれぞれに合わせた教本を選んでいきます。
「ほかの習い事が、これとこれと…」
それは毎日忙しそうね。だったら使う本はこれにしましょうか。
「ジブリやディズニーのような曲、弾けますか?」
もちろんOK!それならまずは、こういう本で練習していこうね。
「コンクールに出たいと思っているんですが」
コンクールは課題曲があるから、それに対応するためにはこれをやっといた方がよさそうね。
「合唱の伴奏ができるようになりたいんです」
だったらこういう本を練習しておくといいから、その方向で行きましょうか。
「いつかショパンが弾けるようになりたくて…」
だいじょうぶ!ショパンに近づいていけるように進めていきましょうね。
こんな感じに、それぞれの生徒さんに必要な本、必要になりそうなものを与えていきます。
指の条件など曲との相性もありますので、次の本はどっちがいいかな?と本人と相談することも。
昔は教本の種類が限られていましたが、現代は数えきれないほどの楽譜が出版されていますね。
先生によって使う教材は違ってくると思いますが、
いかにハードルの高さを感じずに上達できるか?これは選ぶ時のポイントです。
そのハードルは生徒によって微妙に違うんですよね。それを見極めることも先生の仕事。
この子はここがむずかしく感じるから、こっちの本から教えていこう。
あの子はこれを苦手と言ってたから、別な方向で進めてみよう、など、色々工夫するのはなかなか楽しいもの。
あなたにはどの教本がいいかな?
先生はいつもそう思いながらレッスンしています♬
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