成長のライン
宿題の曲、どれくらい弾けたら合格?完璧じゃないとだめ?
合格を出すラインは先生によって違うかと思うますが、私は“ほぼ弾けていたらOK”と思っています。
ノーミスじゃないとダメということはなく、その曲で学ぶことがおよそできていればそれでよし。
多少ミスっても、私は8割9割方弾けていたらOKにすること、よくあります。
「でも、ここでつっかえちゃったし、いいんですか?」
ふふふ。だいじょうぶ!
今は少しつっかえましたけど、たとえば半年後にこの曲を弾いたらすんなり弾けると思いますよ。
「えっ!」
本当ですよ(笑)
ピアノってね、今この曲をここまで弾けてて、でもこれから別な曲を練習して、そうするうちにいつの間にか実力が増えていくんです。そしたら、今のこの曲が簡単に感じるはずですよ。
完璧になるまでこだわりたいというのは、本番がある時はそうしないとなりませんよね。発表会やコンクールの時、それはノーミス目指して当然です。
でも、普段のレッスンでいつもそこまでパーフェクトでないといけないとしたら、息が詰まりませんか?そして、パーフェクトにこだわるあまり進度は遅くなる。
生徒さんというのは伸びる時期、波に乗る時期というのがあります。
こだわりすぎて進度が遅くなるのは本人にとって損失なんですよね。
譜読みの早さ、指の動き、どっちも新しい曲をやることで伸びます。
じっくり取り組むのは、中高生以上のレベルが上がって大きな作品になったころで十分。
このくらいになったら、深く掘り下げたレッスンになりますし、先を急ぐ必要はありません。今まで身に着けた基礎力を応用し使いこなす時期だから。
伸び盛りの子供たちは、弾けるならどんどん進んでくださいね。それがあなたの実力貯金になりますよ♬
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