反抗期=自立期

夏休み、家族が一緒にいる時間が増えますね。

親子、兄弟の物理的距離が近くなって、ケンカが少し増えるかもしれません。でも、それもまた子どもの成長に大切な過程です。


子どもは無意識に、“自分がこんなことを言っても親とは修復できる=許してくれる”という安心感がある。だから、素の自分を我慢せずに出してしまい親子ケンカになるのですね。

もちろん親の方も、我が子であっても反抗されれば不愉快ですから、それに対して何かのアクションが出る。当然ですね。そこでさらにヒートアップして…ということに。


子どもが、反抗的だな、機嫌が悪いなと思ったら、おとなは子どもと同じラインに立たない。同じ土俵に上がらないことです。

ぶつかるのを避けたり、多少放置したり、真正面から向き合わず流す。

子どもが不機嫌じゃない時には、いつも通り話しかけ付き合う。

心理的物理的な距離感を持つことがポイントなのですね。

そうするうちに子供に時期が来ると、反抗期=自立期が収まっていきます。


反抗期はホルモンの不安定さからくると言われてもいますが、

今まで気づかなかったことを認識したり、人や世の中に冷めた目を持ったり、親に対して批判も覚え、そうして独立した人格が形成されていきます。


子供に手を焼く親御さんもいるでしょうが、ひとつだけ絶対に気をつけなければならないのは、

この子のせいでこんなに苦労しているとか、産まなきゃよかったとか、こんな子はいらないなど、根本的に子どもを否定する言葉は言ってはいけません。

一度言われた記憶はどこかに残り、子どもと親の信頼関係は崩れてしまい、修復がむずかしくなることもあります。


そもそもケンカというのは、双方が対等でなければケンカになりえないもの。

今まで逆らえなかった親に反抗する、つまりそれだけ子供が成長した証でもあります。

もちろん穏やかな反抗期なら助かりますが、ある程度は誰でも通る道。

おとなの対応いかんによって、その後の親子関係ひいては子どもの人格にも影響しますから、

一足先におとなになった私たちは、子どものそれとうまく付き合い流すことを覚えないとなりませんね。


また、感情をそのままぶつけたら友だちとの関係は終わってしまうことを、子どもは子どもなりに知っています。

でも兄弟など家庭というのは、人が初めて経験する小さな社会でもあります。

人同士の感情を伴った付き合い方を家庭内で学んでいることになるので、家庭でのあれこれは対社会への練習。ある程度の我慢や譲り合いを経験しておかないと耐性ができない人になってしまいます。

家庭は小さな社会。その中でルールのようなものを少しずつ体験していくことで、外の世界でもやっていけるようになります。

子どもにとって様々な経験を、いい形で学んでほしいですね。



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