レッスンで伸びるもの
ピアノのレッスンをするのは、
当然ピアノを弾けるようになりたい、上手になりたいからですよね。
もちろんレッスンでは、それに必要なことを教えていきます。
私はそれと同時に、ピアノから様々なことも学んでほしいと思っています。
これは私の考え方なのですが、レッスンすることで、
集中力・思考力・努力する習慣・自制心などが伸びていくような方向でピアノを教えています。
3歳児が、最初は5~10分しかピアノの前に座れていなかったのが20分以上も取り組めるようになる。
わからない時、指示するのでなく「こういうときはどうするんだっけ?」と考えを促し動けるように導いていく。
うまくできないところを「ここだけ練習してみようか」とできるようにしていく。
本番を控えたときに、ここまでの暗譜にあと何週間あればできそう?と計画性を感じさせる。。。
どの生徒も全員、いやがることなくやってくれますよ。
ひとりの時にできなくても、先生と一緒だとやれる。そう、それでいいんです。
そうするうちに、だんだんとひとりでも根気良く練習することができるようになっていく。
一度も「できた」経験がなければできなくてあたりまえ。
でも、毎週先生とじっくり取り組む習慣がつけば、いつか一人でもやれるようになるのです。
毎日教えていて大変だねと友人知人が言いますが、
どの生徒もちゃんと取り組んでくれるから私はイライラする必要がなく、レッスンにストレスを感じないんだと思います。
みんなが自分のペースで伸びていっている。それは本当にうれしいこと。
仕事で充実できることは幸せですね。
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