自分のペースで
ピアノは個人レッスン、一斉授業のようにみんなと足並みそろえて進むものではないから、
苦手なところでは時間をかけられるし、練習が順調ならどんどん進んでいける。
要するに、進度はあなた次第ということです。
生徒さんたちを見てると、ひとりずつの性格や取り組み方がちがいます。
早く上手になりたいからがんばる、という場合はすいすい進めるし、
焦らずゆっくりでもいいの、という場合はそれでもいい。
なんでもそうですが、
自分のペースでやらないと疲れるんですよね。
やらされ感とでもいいましょうか、おとなのペースで進ませていくとどこかで疲れのようなものが出始める。それはやる気をそぐ方向に。
かといって、
あんまりのんびりしすぎる場合なら、私はさりげなく先を促すように導いていきます。
ですが、
持って生まれた気質のようなものは必ずある。
働きかけてはいくけれど、それが本人のストレスにならないようにと考えています。
そんな中、先生が気をつけなければならないのは、あまりに順調に進んでいる生徒さんの場合。
教えたらどんどん進むから、つい楽しくなっちゃって次々やらせてみたくなる。
もちろん、本人がやる気いっぱいで波に乗ってる時ならそれでいいんですが、
期待ばかりが膨らみすぎては、どこかでつぶしてしまうことになりかねないのです。
足りないところは少しずつ補っていけるように、でもいつの間にか本人がしんどくなってしまわないように気をつけて、
いつも本人の意向を聞きながら進み具合を決めるようにしています。
おとなの感覚と本人のそれは必ずしも一致するとは限らない。
先が広がっていく可能性をつぶさないように伸ばしていきたいですね♬
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